(株)アライの社員ブログ

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結露

 

住宅の内部に結露が出てお困りの方、沢山おられるでしょう。真冬には、毎朝窓ガラス一面に水滴がつき、ひどい時には、これが凍ってレースのカーテンもバリバリにガラス面に貼りついています。住宅の内部には浴室であるとか、トイレの配管廻りとかで結露が見られますが、これらはガラスや配管の表面に結露が見られるため表面結露として分けています。壁を構成している内部の正しい施工では、気流止め工事がしっかりし、断熱材が充填され防湿フィルムが重ね代を十分にとり、気密されているため、結露が見られず安心できる。今まで長年にわたり建てられた住宅の多くは、壁の中を空気が我が物顔でとおり、熱境界面から出る時に壁の内部で結露を引き起こす。木材、柱 土台 梁に毎日、毎日水を供給しだし、木材は腐朽をし、シロアリを呼びかねません。ガラス面は結露面だけでなく熱的にも、暖房時には48%も熱を逃がし、逆に夏には71%もの熱を取り入れます。結露対策上、アルミ単板硝子から、アルミPVCペアーガラスへの強化で結露の発生はかなり減ります。それから各部位への断熱強化は、床 壁 天井に気流止めを施工しながら断熱材を充填し、別途防湿層を重ね代に気を付けてしっかり貼りつけ、耐火ボウドで押さえて気密工事を完成させた、対策になります。気流止め工事は非常に重要であり、この原理を理解する事は、住宅を請け負う業者には必要不可欠です。住む人の生活スタイルにも開放型の燃焼器具の使用をやめたり、換気扇を動かしつねに空気を循環させ、湿気を排出することも結露対策には大変重要であります。通気層は、壁内結露対策に欠かすことのできない装置です。断熱材の外側、柱の外側には構造用合板かこれに準ずる面材を張り、この外側に透湿防水紙を張り、サッシ廻りに防水テープをしっかり貼りつけ水密を図ります。胴縁を打ち付け胴縁の厚みを通気層として空気を流します。ここでは入口と出口をはっきり認識する事が大切です。土台部分より空気を取り入れ棟まで空気をあげて抜く事です。通気層は壁内部に入った湿気を通気層より外部に放出するための装置です。
正しい断熱と気密工事と正しい使い方で結露は殆どなくすことができます。

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