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あらためて高断熱 高気密住宅とは

 

 あらためて高断熱 高気密住宅とは

高断熱 高気密住宅、平成元年、住宅に携わる弊社にとって大きな変更になった住宅の施工開始、北海道の先人達に教えを請い、今での住宅と何処が違うのかを考えつつ、不安の中の船出でした。あれから20年、気が付き周りを見れば当時との状況は一変して、物の流れ、建築方法、求められる生活様式が、環境に対する考え方が激変し、図らずも高断熱高気密住宅を手掛ける弊社にとってはかなりの追い風が吹く状況になりました。

現在では平成11年に国の基準が変わり次世代省エネルギー基準の発表にともない地球温暖化防止、環境の維持 低炭素社会の実現に向けて舵がとられています。昨年より住宅の長寿命化を義務とする長期優良住宅や既存住宅の省エネの改修には国からの補助金があります。さらに省CO2に関して次世代基準より高い削減率を持つ仕様に補助金が用意されています。ここで20年前の弊社1棟目の仕様が現在の基準に照らしてどうかを検討してみましたが、当時の仕様は床高性能グラスウール100ミリ 壁同じく100ミリ 天井200ミリ、換気扇は3種、サッシュはPVCペアーガラスこの仕様でQ値を計算すると2.0W/Kh?になり現在の基準でも十分に存在感を表す仕様です。
【高性能グラスウール充填】
【ポリエチレンフィルムによる気密化】

そもそも住宅の高断熱化は石油ショックあと死活問題の地域の人たちが住宅内の性能の強化を図った事が国として取り組んだ 北欧 カナダなどが有名で、発端のようですが、我が国は北海道で開発された仕様の上に現在があります。家庭用のエネルギー消費に目を向けると 京都議定書の温暖化削減目標からすると反対に10数
%も増加をしています。住宅、の高断熱化で必ずしも家庭用のエネルギーが削減できるとは思いませんが、まずは住宅の高断熱化をはかり、お湯を採る仕組みの省エネ化 生活に関する設備 照明器具や冷蔵庫、テレビ等省エネ化を加え、生活する人達に省エネをする意識を持っていただき省エネに取り組んでいけば、現在の消費量の40%近くは削減できます。

【弊社仕様模型 左200ミリ断熱】
【Q1住宅の必要な熱交換型換気扇】


【夏対策の一部 回転欄間】
新住協が取り組んでいるQ1住宅は箱ものの性能がさらにアップし生活スタイルの改善やエアコン 給湯器の省エネ 太陽熱温水器等を駆使するとさらに削減率の向上を計れます。住宅の高断熱高気密化はこれからの住宅には最低必要な基準であり誰もが取り組む必要がある基準です。

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