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省エネ改修(断熱改修) 気流止めの施工 話題のエコポイント

 

省エネン改修(断熱改修) 気流止めの施工 

 エコポイントが話題です。住宅版エコポイントの省エネ改修について。

今年、省エネ法は改正した。省エネ法自体のなじみ、普及効果をさらに高め,法への理解と取り組みの拡大を図るためである。平成11年度基準、次世代省エネ基準の普及率はいまだ新築戸建住宅の50パーセントには至らず、この法律の施工に対するハードルの高さが見受けられる。一方住宅の耐震基準は、大きく変わり、今日現在建てられている住宅と改正以前の基準での建物では大きな差がある。省エネには色々な手法があり、工体だけでなく、暮らし方、使用設備の効率など様々な手法も考えられている。現在新築されている住宅は、長期優良住宅の普及や、様々な形での補助金などの影響にもより、高断熱化への移行に拍車が掛っているものと思える。そんな中、既築住宅の断熱 耐震化を急がねばならず、その取り組みを紹介する。

 住宅を断熱改修することの意味はどこにあるのだろう。ユーザーの中には、寒くて、寒くて仕方ない、特に居間の隙間風、トイが、浴室がというケースが多く見受けられる。一方夏に2階が、暑くて、暑くて仕方がない、とのケースも多く この2つの問題を解決し、住宅内の環境を整え、エネルギー効率をあげ、住宅を長く快適に使用することが断熱改修の意味と言いたい。断熱改修を望むユーザーの年齢層は高い人が多く、暖かく過ごせる断熱住宅はバリアフリーの1丁目1番地になる必要がある。とにかく寒い 隣の家へ回覧板を持っていくと、自分の家との違いがはっきりわかり、住む人の健康管理面においても,既築住宅を断熱改修する必要を感じる。

 

住宅を断熱改修するには、一番熱が逃げる部位の窓の改修、大きな効果がある壁の補強、次に天井 床或いは、基礎の部位を補強する。サッシは、温暖地では硝子をペアーにすること、あるいはインナーにもう一枚のサッシを加えること、あるいはサッシそのものを断熱サッシ(アルミPVCサッシ或いはPVCサッシ、硝子はLowEペアーなど)

に交換する方法がある。壁は現在入っている断熱材を利用する方法と新しく断熱する方法とがあるが、壁の断熱補強では木造在来工法の住宅の場合、壁の中を空気が通ることをやめる気流止めが欠かす事のできない工事になる。気流止めとは、外壁内を床下から天井上に空気が流れてしまい、せっかく室内を暖めても暖まった空気が天井上に漏れてしまうため、床下部分と天井上の壁内に断熱材や木材を使い、空気の流れを止める工事の事である。前期の他に気流止めが必要な部位はさしかけ屋根の壁とその下の天井の取り合い部分、天井の間仕切り上、1階床の間仕切り下の部位と合わせてである。

改修の部位は前述したが、改修に必要なことは現地調査である。まずは床下、天井の点検好位置、大きさの確認、床下、特に北側の土台 柱等の状態の確認、天井上の確認 特に外気に接する部位の断熱材のある、ない、の調査 天井裏の断熱の調査 サッシの確認 引き違いのメシあわせの確認など肝要である。

壁の断熱はサッシの次に効果のある部位である。これを補強するには、外側からと内側からの考えがある。外側からは、外壁を接ぐ方法とそのまま必要な処理を加えてのちに付加する方法とがある。特に外部がモルタルの場合で筋交いの補強がこの部位でなくても良い時、気流止めと金物補強をし、モルタルをしっかり構造工体に止め さらに木下地を打ち付け、断熱材を充填すれば、産業廃棄物の軽減になりお勧めしたい。

外壁を接ぐ場合はサッシの交換と気流止めの施工や断熱材の充填を外部から行う、ここではさらに柱や筋交いの金物補強と構造用合板を外側から全面に打ち付けを勧める。もちろん壁倍率の検討をしてからである。住宅を耐震断熱改修への道は、地球温暖化への歯止めの道かも知れません。

 

 

 

 

 

 

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