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株式会社アライ 断熱耐震改修工事3月8日

 

株式会社アライ 断熱耐震改修工事3月8日

今日は気密についてです。私が初めて気密という言葉を聞いたは、今から20以上前の北海道の札幌で、です。初めて津軽海峡を越えおりたった北海道の地は、自分想像とは全く違い、ショックが大きかったような気がします。ある断熱メーカーでの研修会に初めて参加したのは自分と当時高気密住宅を手掛けていた弊社の大工の棟梁の2人でした。札幌市内の会場で講義をして下さったのは、?ディックスの石原社長でした。正直この話は全く理解できませんでした。しかし住宅は、断熱 気密 換気 暖房が4輪駆動車のようにかみ合い働くのです。ここで気密という言葉を正式に初めて耳に致しました。

 私が魚を買って魚屋さんから帰る時、発泡材の 箱の中に氷を敷き詰め魚を載せ、上蓋をして 箱の継ぎ目にテープをしてもち帰ります。大きな意味での気密とは、このテープの事です。中の空気を逃がさないように気密工事を行い、暖気や冷気を守る役目を致します。住宅の内部は複雑な構造をしていますし、開口部や電気配線 上下水道、梁 筋交い 火打ちなど少し考えるだけで沢山の、気密しにくそうな場所があります。断熱材の種類も 繊維系や発泡プラスチック系などのさまざまな種類があり、断熱材を守る意味や防湿 結露対策など加味され複雑さに拍車をかけています。気密とは、空気を住宅の外に逃がさないようにする事ですが、方法には様々あり、プリエチレンフィルムで覆い、住宅の外壁の中に気流を止めたり、防湿をする方法、あるいは構造用合板などを柱の外側に配置して、ここで気密をとる方法。断熱材を柱の外側にきっちり張り込み、外からテープを張り気密をとる方法などですが、ここで大事な事は使う断熱材に関してそれぞれ性質が違い、気密方法がことなる事です。繊維系の断熱材は断熱材単体では課せられた責務を全うできず、助けが必要です。助けとは、ポリエチレンの袋に入れる事です。
 【壁の断熱材の保護に張ったポリエチレンフィルム】
 天井裏です。気密シートがあります。

下から見た所です。天井には杉板がこれから貼られます。

弊社では裸のグラスウールにポリエチレンフィルムで気密と防湿を兼ねて内側から覆いをつくり、気密工事をしています。弊社の歴史では、先張りシートを土台と桁のまわりに張り壁と天井のシートとを繋げて気密工事の完成を致しました。最近では床合板を剛床にはり、あるいは基礎断熱に

断熱部位を変えて土台まわりの先張りや桁まわりの先張りを外しています。気密工事は断熱材の働きを十分に出すのに必要ね要素で非常に大切です。

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