1-1発泡プラスティック系の場合

基礎断熱には、基礎の外側と内側の立ち上がり部分に断熱材を貼る場合がある。
発泡プラスティック系の断熱材は吸水が少なく、コンクリートとの相性も良く、耐圧に優れている物が多くあり打ち込み時に型枠として施工をする場合もある。
型枠の内側に型枠に貼りつけ、コンクリートを打ち込む。
内側に張る場合も同様である。
繊維系の断熱材を施工する場合は、型枠を取り外した後、コンクリートボンドとプラスティックの頭の大きな釘で固定する。
基礎断熱の注意点は基礎の外側に断熱を施工する場合はシロアリの被害にあわないように注意する事が必要です。


1-2基礎内側断熱の場合

内側に貼る場合はコンクリ―ト部分の熱橋に対する注意であり、基礎立ち上がりが、外皮ラインと直行する場合、直行方向に600ミリ程度両側に断熱を施工して、熱橋防止をお願い致します。
基礎断熱ではその他に基礎天端と土台下端の間にEPDMのパッキン材の施工が必須条件です。
アンカーボルトの間隔も910ミリでお願いします。
これらは、気密性を確保するための施工になります。


1-3 繊維系の場合

後張りでのグラスウールボードの施工である。
コンクリート用のボンドを断熱材に付け隙間があかないように注意をして断熱材を押しつけます、この上からコンクリートきりで基礎に455ミリピッチに穴をあけ、これにプラスティックファスナーを ゲンノウで打ち込む。
耐アルカリメッシュをプラスティックファスナーに留めモルタルを追いかけて2回塗ります。
発泡系の場合はモルタルとの相性は抜群に良いためモルタルを直接断熱材にぬりこの段階で耐アルカリメッシュをモルタルに埋め込みこの上に再度モルタルを塗りこむ。
或いは乾式系のサイディングなどで覆い断熱の養生をする。
又、土台の外側まで断熱材を張上げ、水切り位置を土台の上端まで上げる事により、土台部分の熱橋を防ぐ事ができる。
基礎内側に断熱材を施工する場合は特に基礎天端より上の土台にかけての施行は基礎天端に発生する熱橋ラインを止める事に役立つ。