東日本大震災は福島原発の爆発という想定外の事故を引き起こしました。
飛び散った放射性物質は意外な方向に広がり多大な影響を与え、困難を引き起こしています。
原子力発電所の安全性には問題があり、再開された大飯原発はいろいろな物議を交わしております。

今年5月3日、泊原発を最後に原子力発電所の稼働はゼロになりました。
日本政府は昨年3月に原子力依存度を50%にする決定をしたばかりで、
省CO2には欠かせない事業で温暖化ガス対策の特効薬でもありました。
しかし、現実に爆破事故はおき、想定外の被害を出し、いわゆる安全神話はもろくも崩れ去った現状です。
さて、原子力発電所が止まった今、電力の供給は火力発電所という事になります。
火力発電所の燃料はLNGになっており、燃料コスト上昇や、原子力発電所事故の賠償、
或いは原子力発電所の廃炉等様々な要素により今回の低圧(一般家庭向け)電気料金の値上げになりました。
今までのように何年も電気料金が変わらないという事はなく、将来的には2倍の金額という試算もあり、
住宅の高性能化は避けて通れません。
とにかく節電とグリーンカーテンの実行をお願い致します。
もう一つ、メガソーラーPV(太陽光発電)の総量買取が7月1日から始まりました。
10KW以上の発電能力で向こう20年間、税抜40円という事です。
これは大きな波が来るかもしれません、思ったよりも相当高価な買い取り額です。
少し注意が必要かも知れません。