住宅の性能を考えた、全面遮熱LowEガラスの木造瓦葺住宅 完成住宅 arai 新住協というNPO法人があります。 室蘭工業大学の鎌田紀彦教授が代表理事を務める法人です。 今年で2回目になりましたが、Q−1住宅の全国一斉見学が2月第一土・日に開催されました。 前橋の駒形町に由緒正しい神社があります。 境内のほど近い所に住宅が建築されました。 道路拡張に伴うものでした。 現役の時は名棟梁のお父様と電機メーカーにお勤めのお施主様。 お会いしたのは昨年の夏だったと思います。 新住協の活動をご存じの御子息との対話は興味深く、味わいのあるものでした。 住宅は木造瓦葺2階建ての住宅で、ガラスにはいろいろ議論のすえ、 全面遮熱LowEガラスが入る、とても珍しい住宅でした。 お施主様との会話は夏・冬のどちらに趣を置くかという事でしたが、 データを取らせて頂く事を条件に採用を決まりました。 暖房負荷と冷房負荷の大きさは、どちらが大きいのか、このことは何度もお客様とお話をさせて頂いております。 弊社の仕様は、遮熱LowEではなくて、通常のLowEガラスを東・北・西面に、 当然必要なのは、お客様との2人3脚での遮蔽物を付けて、夏場を防ぐことが前提ですが、 南面は通常のペアガラスで、できればハニカムサーモスクリーンなどの断熱戸を付けて頂いております。 住宅の性能とは何かを考え直させて頂きました。