通常の住宅と、高断熱・高気密住宅との施工内容は、具体的には以下のように違ってきます。

[my_table header=1 class=”myTable tbl-w100″]
,通常の住宅の標準的仕様,高断熱・高気密の住宅
壁の断熱材,グラスウール厚50mm,グラスウール厚100mm
床・天井の断熱材,グラスウール厚50mm,グラスウール厚200mm
窓,アルミサッシ一重窓,ペアグラス入りプラスチックサッシ
気密工事,気密工事なし(1時間あたりの換気回数=1.5回),気密工事を実施(1時間あたりの換気回数=0.5回)
[/my_table]

※換気回数とは、1時間でその部屋全体の空気が何回入れ代わるかを示した数字です。通常の住宅では、1時間あたり1.5回も空気が入れ代わり、必要以上の空気が出入りしていることがわかります。

こうして施工内容を変えた場合、住宅性能は飛躍的に向上します。具体的にその違いを比べてみると、下のグラフのようになります。

fig009

熱損失係数は、数値が小さいほど、熱が外に逃げにくい、高性能な住宅だということを表します。
通常の住宅では640kcal/h℃、高断熱・高気密住宅では210kcal/h℃となり、高断熱・高気密住宅では、約3倍の断熱効果があることがわかります。

ここで表示している熱損失係数とは、40坪の総2階建住宅を想定し「家の中と外で1℃の温度差があったときに、1時間内に外に逃げる熱量」を意味しています。
たとえば、外気温が5℃で室内温度を25℃(温度差20℃)に保つためには、熱損失係数210kcal/h℃の高断熱・高気密住宅では、4200kcal/hのヒーター(約13畳用)が1台あれば、全室をくまなく暖房できるレベルだということです。
通常の住宅ですと610kcal/h℃×20℃=1200kcal/hとなりますので、全室暖房するにはコストがかかりすぎます。

●さらに、室内の空気をクリーンに保つ計画換気技術
高断熱・高気密技術により気密性を高めると、単なる換気扇では、室内の快適な空気を外に逃がしてしまいますので、エネルギーロスの少ない計画的な換気システムが開発されています。この計画換気により、室内の空気は、いつもクリーンで健康的に保つことができます。