師走になり、二階の仕事部屋から西側にある柿の木に雀が熟した美味しい柿の実を食べに来ております。
今年はどこの柿の木にも沢山の実がなっており、豊作だったようです。

毎年目にしている光景ですが、自然の力の偉大さを感じております。
日頃は多くのお客様に弊社での家づくりを戴き感謝申し上げます。

弊社は今年で創業以来38年目を迎え、高断熱住宅だけを手掛けて15年目になります。
現在では多くのお客様にQ-1住宅を建てて戴いており、この上ない喜びです。

7年前に導入された長期優良住宅をベースに、
断熱材の強化でゼロエネルギー住宅への移行可能な性能レベルの箱物と
健康に配慮した住宅の提供を行っております。

弊社での住宅への取り組みは、お客様のためになるご提案、お客様のためになる設計、お客様のためになる仕様を社員の合言葉に、住宅建築を進めております。

2020年に平成28年に改正された省エネ基準は義務化になる予定です。
住宅とはどんな定義のもとに建てられているのでしょう。

弊社の住宅でお客様の反響は、家に帰るとホッとする住宅、朝起きる時、常に楽におきられる住宅、夏の涼しさを味わえる住宅など様々なお答えがあります。

これは弊社で建てさせて戴いている物件が、長期優良住宅をベースにした高断熱住宅がなせる業であります。

長期優良住宅とは、どんな住宅ですか?

地震に強く長期間安定して使用できる良質な住宅という事になるのでしょうか。
地震に強い住宅とは耐震性が優れているという住宅になります。
木造住宅の耐震性は、耐力壁の壁量と水平応力とで判断します。
壁のバランスも重要ですね。

現在では南北、東西方向に4分の1ずつで壁量の比較をし、その倍率が2を変えない事になっております。
断熱化も特徴があります。
長期優良住宅で求められている断熱性能とは、冬場であれば逃げて行く【通常は建築部位を移動する】熱量、住宅の床、壁、天井、もちろん壁の中にはサッシも含めて計算し、合計したものを全部の面積で減じると平均貫流熱になります。

この値で義務化される数値は0.87W/m2・K【5地域㋔数字、地域によって異なる】以下です。

弊社の建物は全てが、0.45以下であり、これからも安定した住み心地が味わえそうです。
其の他 劣化であるとか、維持管理についても基準があり準じる必要があります。

ある意味ではお客様に喜んで戴けない住宅は失敗であります。
お住いになるお客様はそれぞれ思考も異なれば、生活スタイルも異なります。
家族構成や住まわれる方の年齢、暮らされる時間帯も異なります。
快適と感じる室温も大きく異なります。
それぞれのお客様に適した住宅の提案をしてこそプロの仕事と心得ます。

さらに新築と同じ性能を持つ住宅へ、これが断熱・耐震改修のスタートでした。
住宅を断熱化する事の中で、最も難しいノーハーです。
断熱化は高齢化社会を迎えている現在では、長く健康で生きていく上での知恵であり、温度差の無い住宅への変身と高い最低室温は、お年寄りにとってこの上ない住み心地の良い住宅であります。

さらに耐震性能を大きくUPさせ、安心して、安全に暮らせる住宅への道筋を歩いて行きたいと思います。

現在弊社で受注の中心的な住宅は壁が220mmの断熱住宅でその殆んどが、平均U値で0.34を下回る HEAT20のグレイド2に相当するものであります。

住宅の規模にこそ差がありますが、多くの住宅は基礎断熱 グラスウール40K150ミリから200みり、床断越の場合は高性能グラスウール105プラス105ミリの210ミリです、壁は充填断熱高性能グラスウール16K120ミリプラス付加断熱高性能グラスウール16K105ミリ 天上は吹込み用グラスウール400ミリ 屋根は高性能グラスウール16K360ミリの仕様です。

サッシの仕様はPVCアルゴンガス入りLOW16ミリペアで、一部北側にトリプルガラスの仕様も御座います。

この住宅にお客様のニーズがあるのは徐々にですが、住み心地に劇的な変化があり、驚きと感動のたまものであることが知れ渡っているからだと思います。

住宅を建てる事を業となすものとして壁220ミリ断熱住宅にお住いのお客様との会話は大きな後押しを戴きある意味達成感を感じる事でもあります。

断熱化した住宅の最大の利点は、暖房している部屋と暖房していない部屋の温度差が極めて小さく昔のようにストーブ吹いている部屋から廊下に出ると身震いをするほど寒さを感じましたが、断熱化した住宅ではその差は非常に少なく、暮らすのに体に負荷の掛かりにくい住宅になります。

断熱材の厚手化が進めば進むほど外気との差、自然温度差は大きくなり、さらに気密工事がしっかりできればできるほど温度差は小さくなる傾向にあります。

同様に断越改修を所望される方も同じ驚きと感動をお話下さいます。

この改修にも断熱の厚手化を推進しており、群馬県の北部に片品という村があります。
数年前ひょんなことから片品村に住まわれるお客様の御子息の住宅を前橋に建てさせて戴きました。
この御子息より連絡を戴き片品村の断熱改修の工事をさせて戴きました。
改修は住宅を土台 柱 梁と小屋 屋根のスケルトン状態にまで解体押してこれからは新築住宅と同じ工程で改修工事を行い、床、壁天井の順番に断熱気密工事を施しました。

床面にフェノールフォームを60ミリ敷き詰めた事も功を奏して非常に温かいとお褒めの言葉を何度も戴きました。