アライの基礎勉強会(鉄筋組み上げ完了)
2010年9月9日(木)、鉄筋組み上げが完了している現場にて、アライの基礎勉強会に参加しました。
◎ コンクリート強度のはなし
コンクリートの強度は、N(ニュートン)で表されます。
N(ニュートン)は、重さの国際単位で 1N/mm<sup>2</sup> = 0.1Kg/cm<sup>2</sup>。
住宅金融公庫の「木造住宅工事共通仕様書」には、24Nのコンクリート強度が記述されているが、
アライの長期優良住宅の場合、コンクリートの中性化を考慮し、100年以上もつように30Nを標準としています。
◎ 人通口(じんつうこう)の補強筋
人通口は、基礎の立ち上がり部分が、床下をくぎってしまうと床下全体の点検ができなくなるため、部分的に基礎を切り欠いた部分をいいます。この部分には、必ず補強のために斜めの補強筋を入れます。
◎ ホールダウン金物
柱が浮き上がるのを防ぐ金物で、建物の角部など、力が多くかかるところに配置します。
1階のホールダウン金物のアンカーボルトはM16とし、基礎への埋め込み長さは360mm以上(35kN用は500mm以上)とする。
◎ 配筋検査
主要な構造部の配筋は、コンクリート打設に先立ち下記項目の配筋検査を行ないます。
(1)組立て時の確認
1. 種別、径、本数
2. 折曲げ寸法、余長、フック
3. 鉄筋のあき、かぶり厚さ
4. 定着・継手の位置、長さ
5. 補強筋、差筋
6. スペーサーの配置、数量
7. ガス圧接継手
8. 配管などの取合い
(2)検査後の手直し修正確認
◎ 耐圧盤
建物の底の部分は、地下からの圧力を受け、その力に耐える盤となるため、耐圧盤と呼ばれます。