●住まい手にとってのブラックボックス「住宅性能」にメスをいれる!?
住宅は、一生涯のなかで最大の買物です。そんな大金を支払う対象でありながら、住まい手にとってはブラックボックスである部分があります。それは「住宅性能」です。
目に見えない住宅性能については、業者にまかせるしかないのが現状ですが、実際に作られている日本の住宅は、下図のようにスカスカで、エネルギーロスが多い構造になっています。
これまでの住宅の構造上の欠点を改善し、住宅性能を向上させ、なおかつ高温多湿な気候による影響をもクリアーする最も進んだ技術を、高断熱・高気密化技術といいます。
高断熱とは、これまでの断熱材や、窓の仕様を変えることにより、より断熱効果を高めることです。
高気密とは、住宅の外と内との空気の流れを遮蔽する技術です。
上図のように、気密シートで、壁全体を覆うことで、高気密化を図ります。