旧群馬町、現在の高崎市金古町に建てられたこの児童養護施設は延べ床面積170㎡弱の2階建てです。この施設のコンセプトは施設内の温度差の解消で、暮らす子供たちに伸び伸びとストレスのない生活をして頂く事、暑さ、寒さに関係なく一定の温度で暮らして頂くことに有りました。玄関のドアを開けて施設内に足を踏み入れると外界と違い、安定した温度湿度である冬場、暑さや湿度が気になる夏場には湿度の少ない涼しい空間で熱中症対策にも一役買っております。断熱の仕様は基礎にグラスウール50K100mmが内外に施工され、壁には高性能グラスウール16K225mm、天井には吹込み用グラウウールが400mmとかなりの性能を持っております。仕様サッシは樹脂製の16mm中空層のガス入りLOWEペアガラスが設置されており、さらに熱交換型の換気扇DCモーターで熱の交換効率80%の仕様です。夏対策をしっかり行い子供たちの自立へとお手伝いのできる環境が整いました。