昨年の3月11日東日本大震災、多くの人々の命を奪ったつなみ、陸地に打ち上げられた漁船、3階建住宅の屋根の上の軽自動車、目を覆うばかりの光景でした。
福島県の原子力発電所の事故は、これから数十年の間、放射性物質との付き合いを余儀なくされ、同時にエネルギーを原子力依存型から再生可能なエネルギーへと転換が計られました。
そんな中迎えた2012年ゼロエネルギーハウス、スマートハウス、LCCM住宅。
HEMS、地域ブランド型事業と様々な言葉が現れた一年でもありました、極め付きは低炭素建築物認定事業と平均U値 平均η(イータ)値でした。
現在の省エネルギー法は平成11年度に改正され、その後小さな改正を試みましたが今年大きく改正され、熱損失係数から外皮の平均U値へと基準が変わりました。
2020年省エネルギー基準の義務化に伴い、やっと始まった断熱講習会。
全国47都道府県で向こう5年間に20万の大工さんや工務店さんに受けて戴く講習会、ビデオや模型、座学での講習会です。
一方、NPO法人新木造技術研究協議会は、総会が広島県で開催され大きな反響がありました。多くの会員さんや各支部の活動状況が報告されたあと、訪れた平和公園は人々に戦争の悲惨さや原子力の恐ろしさを改めて目に焼き付けてくれました。
暑かった夏がようやく過ぎた後、秋を超えて訪れた冬、厳しい寒さの師走は不景気とあいまって寒さが身に染みています。国会では自民公明両党が衆議院での3分の2以上の議席を確保し、3年4か月の民主党政権に終止符を打ちました。
弊社の対応はゼロエネ住宅、地域ブランド住宅 断熱耐震同時改修住宅など様々に及びました。ネット・ゼロエネルギー住宅への対応が要因かもしれませんが壁220ミリ断熱の住宅の施工が多かった一年でした。
—
原爆ドーム
NPO新住協総会 広島にて