夏を旨とすべしとは【うそ、 ほんと】
本日ある本を読んでいましたら、吉田兼好の徒然草の一説が紹介されており、住宅は夏をむねとすべしとある有名は話です。一方でこの夏の意味を【食中毒】と訳す人が沢山いるようです。鎌倉時代当時は、夏になると食べ物が痛み、伝染病が各地で発生し多くの尊い人命が奪われたため住宅を【夏を旨とする】ように求めた物という事の様です。一昨年の3月11日に起きた東日本大震災は、安全神話に守られていた原子力発電所の事故を引き起こし,放射線による障害でいまだ多くの人々が自宅に戻れず非難をされています。今年のように厳しい寒さの冬では、暖房するエネルギーにかなりの量が必要で、福島での原子力発電所の事故依頼、安定した電力供給に黄色信号がついている電力会社と国は、省エネルギーをさらに加速させて行く事を急いでおります。最近よく耳にする言葉にEB(エネルギーベネヒット)、NEB(ノンエネルギーベネヒット)が、あります。住宅の断熱化により得られる効果の意味です。断熱材の厚手化はコストパフォーマンス上如何なるのかを吟味しているグループもあり、大変重要な事です。性能住宅とは厳しいシーズンだけ住宅内部の環境を外部と異なり安心して過ごせる状態に出来る住宅と置き換えられるのです。4月、5月、10月、11月の気候的に過ごしやすい時期は窓を開け自然に親しみ、夏や冬は窓を閉めて快適環境下で過ごせる住宅です。主役は言うまでもなく住まう人たちです。すまう人たちが健康で安心して安全に暮らせる住宅を提供して行く事に大きな意味を感じます。住宅の断熱化は避けては通れない大切な事柄です。