一般的に高断熱 高気密住宅では冬期間における暖房、或いは暖房器具においては、開放型の器具の仕様を制限すれば大きな問題が無く温度差の少ない、快適な住宅になると思います。吹き抜けのメリットはやはり夏対策にあり、夜間行われる排熱には、住宅の内部を空気が自由気ままに行き来できる住宅(吹き抜けのある住宅)は、効力を発揮します。デメリットは音が良く聞こえる事。 お子様の安全面では落下に対する対策を考慮する必要があります。構造的には吹き抜けは水平合成が吹き抜けの部分で欠如するため、火打ち梁をつけて対処する必要がある。吹き抜けに関してはいろいろな意見を伺います。コールドドラフト現象を懸念する人達もいると伺いますが、弊社住宅ではそういう心配をしたことがありません。吹き抜けは、子供たちの教育にも良いと伺います。有効な吹き抜けは、しっかりした断熱、気密時工事が必用であり、自信を持っておすすめ致します。
住宅の省エネ政策は平成11年に改正し次世代省エネ基準として提示され普及を計っています。平成11年から数えて今年で13年たちましたが、この省エネルギー基準の普及率は現在やっと新築で50%を超えるところにきました。平成11年度基準が提示されてから、この基準の矛盾についての指摘がり、特にⅢ、Ⅳ地域で、年間冷暖房負荷460MJ/㎡・年は大きすぎるのではないかとの声は研究者の中に沢山ありました。住宅の各部位の影響は窓面が非常に大きく冬期間は窓から逃げる熱は全体の48%にもなり、ほぼ半分が窓から逃げてしまいます、この部分の補強は必須ですが、ただガラスを2枚にしただけでは問題がありそうです。今年は省エネ制度の変換の年になりそうです。詳細は発表されていませんが、省エネ基準の強化は、日本の住宅はが、どちらの国の方が見えても住み心地が良く、エネルギーの消費が少なく素晴らしい住宅でした、と思って戴ける住宅を供給に繋がる事に期待します。省エネ法の改正はその道標になって欲しい物です。
昨日は、床周辺の断熱、気密工事に関してでしたが、今日は、壁の断熱に関してです。壁の断熱材、今回は充填断熱HGW16K100ミリと充填断熱HGW16K100+付加断熱GW32K42ミリの2種類あります。断熱材の施工に関しては、断熱材でぐるぐるとくるむ事、断熱欠損が内容にしっかり充填する事です。もちろん土台上から桁下までしっかり充填し、今回は土台周りの気流止めを気密シートで工事しますのでこのシートに重ね代を十分にとって別途防湿層を桁上まで貼ります。この別途防湿層はポリエチレン制で厚みが、0.2ミリとかなりしっかりしており、巾が2000ミリ或は2100ミリですので縦に貼ります。入り隅の所で、継ぎ手を作らないように考えて施工をします。継ぎ手には必ず下地を入れることが必要で、この下地と石膏ボウドでポリエチレンフィルムを押さえ気密工事完了になります。端部は床は合板上に織りまげ、桁部分では両面テープで桁とポリエチレンフィルムを接着するか、木材あるいは合板の端材を上から打ち付これも硬いものと硬いものとで気密工事を行います。
付加断熱は構造用合板の上に横に455ミリ間隔に厚み45ミリの横桟を打ち付け、この間に断熱材を充填します。窓周りは同じように45ミリの桟を窓四週に打ち付け、この上に透湿紡水紙を下から横方向に重ね代を十分取って貼ります。もちろん窓周りは防水テープを貼りしっかり扱いて完成です。
改修が進んでいる物件、一つが床断熱で、もう一つが基礎断熱です。ここでは気流止め工事の床と壁にかかわる部分を如何に工事するかが、腕の見せ所です。
今回の床断熱は大引間に高性能グラスウール16K100ミリと根太間にグラスウール32K42ミリの施工になります。外部の土台廻りに気流止めのPEフィルムを貼ります。今回は住宅の不陸があるため改めて水平を取るため土台上30センチの所に下地の野縁を柱、間柱に書き込んで、土台と平行になうように施工し、土台下端からここまで気密シートを張ります。継ぎ目は極力少なくして、土台の部分に根太掛けを四周に施工後、気密シートを硬い物と硬い物でしっかり挟み込みます。大引の下端に断熱材の受けを450ミリ間隔で施工し、この間に 防風材として透湿防水紙を張りこの間に断熱材を充填する。根太施工後、根太間に32Kのグラスウールを施工します。
基礎断熱の場合は、基礎の両面に施工をお願いしています。使う断熱材はグラスウールボード40K50ミリを基礎内外で貼りますので100ミリになります。断熱材は土台までしっかり掛けて貼りつけると良いです。施工は断熱材を基礎に装着するのですが、した穴を開けてプラスティックの大きな頭の釘で打ち付け止めます。床断熱の注意点は土台下端と基礎天端の通気です。ここをしっかりふさがないと絵に描いた餅になります。独立発砲の気密材を用いるのも一つの方法です。気流止めはやはり建物の不陸の関係で気密シートを使って行っております。
現在耐震改修工事中の現場では、構造躯体の組み方が30年から40年前と現在とでは、かなり大きな違いがある。適材適所に木材を使用する事は、現在では当たり前ですが、大梁、小梁、マグサの組み方については多種多様の方法があり、これを使用して耐震改修を如何に効率的に効果が出せるかを検討する必要があります。金物は新たに装着する必要があり、羽子板から、筋交いプレート、柱頭柱脚への引き抜き金物、火打ち梁の増強は必須です。お客様より大切な生命財産を私達の手の中にあり、しっかり対応する事は義務と考えます。もう一つ改修をして感じることは、和室柱の断面欠損です。かなり大きいとの感覚があり、添え柱や添え木の対応が必要です。
長期優良住宅制度ができたのは、今から4年前の2008年、これは本件出身の福田康夫元総理の官房長官時代の200年住宅構想の流れで、できたと伺っています。住宅の耐震化、断熱化の性能をしっかりと担保して、維持管理。劣化対策を施した住宅を長期優良住宅として、税制面や、ローン金利、補助金などの優遇を計り30年後、住宅のあるべき姿を描いていると思います。普及は今一歩と言う所で、昨年実績で新築住宅の26%強にとどまって居ります。
平成24年度は長期優良住宅地域ブランド型とし、林業 製材業 プレカット工場、建材流通業者、設計業者、工務店などがチームをつくりチームで申請し、採択されたらそこの工務店に補助金を出します。という事になりましたので、チーム作りを頑張って行っています。群馬県産材を如何にブランド化をするかを十分考慮して、コンセプトの中に、林業保護と過疎化対策、高齢化社会への提言と少子対策への住宅からの提言も入れて申請してみようと思います。
長期優良住宅と共に今年度はZEHとやはり断熱耐震改修にも昨年同様力を入れてましります。
群馬県は県土の約60%が森林で昔から赤城 榛名 妙義の上毛三山は県民の憩いの場と良質な景観を与えてくれています。多くの木材は杉材です。檜と唐松 栗 欅 ブナ などの広葉樹もあり、森林には春になると木の芽や山菜など香あふれる素材が実り、食卓をにぎわしてくれます。この木材を使用しての住宅をつくりは、群馬県庁を中心に長い間取り組んでいます。立木の伐採、搬出 製材 乾燥 プレカット など群馬県業者に発注して仕事量を増やし、過疎化で悩む山村部落に仕事と活気を与え、木材に触れる喜びと自然の恵みに感謝をし、木材の役割 変化 強さなどを学び説明をする事の大切さを未来へ語りつづけなければなりません。それと同時に山への関心を持たなければなりません。
この木材を群馬県産材として普及を計り、人口林の維持管理を徹底し、伐採計画は植林計画と共にたて再生可能な素材として位置付ける。木材の製材と乾燥をして商品になります。そもそも群馬の木材とはどんな特徴を持っているかと言うと、山林の殆どに杉が植えられており、これに檜 唐松などの針葉樹が少々あり、又紅葉の季節にはナラ、クヌギ,銀杏、紅葉,俸,樺、ブナ、欅、桜などの葉が色づき、県民の目を楽しませてくれます。ブランド化とは、素材が良い事、名前が通る事、安定した供給ができる事が条件になり、群馬県産材はブランド化の道を間違いなく歩いています。
ロエネルギーハウス)の見学をして参りました。ゼロエネルギー住宅なんてとてもとても出来る訳ないと思っていたのがつい3~4年前でした。取り組んでいた住宅、断熱の厚手化をした住宅は、お客様からの引き合いが強く、対応に追われだしておりました。何の気なしに乗せた太陽光発電、これが『ゼロエネルギー住宅』ができると思ったきっかけです。担当営業さんが暮れの御挨拶にお客様の住宅へ伺うと、『この家はすごいです。太陽光発電をのせたら東京電力から1年間毎月、毎月お金が振り込まれます。早くお知らせしたく、年末の挨拶を心待ちにしておりました。』との報告を戴きました。あわてて今まで太陽光を乗せて戴いた住宅1年間の収支をとって戴きました。太陽光発電を乗せた家全てで、1年を通してお客様に電力会社からお金が振り込まれておりました。(ここで注意ですが、調査対象の住宅の余剰電力買い取りは、1KW48円での資産です。)これがゼロエネルギー住宅実現への第一歩でした。
では住宅の断熱化はどれくらいのものにすれば良いのでしょうか。現在NPO法人新住協では、Q-1Xという、平成11年度基準の住宅の暖房エネルギー消費量1/10に抑える仕様を発表しておりますが、このレベルにする必要があり、断熱の厚手化、サッシの高性能化、換気通風と遮蔽による夏対策の徹底で、Q値は1.2W/m2K前後とし、このレベルにする必要はユーザーの経済的負担を極力少なくするために必須条件と考えます。
この仕様の住宅に、設備の高効率化を図り、例えば熱交換型の換気扇、(ただし熱交換型の換気扇を導入するには気密工事が普通に建てて隙間相当面積で1㎠/㎡程度の施工ができる事)の導入や ヒートポンプ式の暖冷房機器、LED照明 太陽熱温水器 太陽光発電(PV)、潜熱交換型の給湯器などを乗せて試算し、エネルギー収支を見ます。これでPVをどれだけの大きさにするかで収支が変わりますが4KWくらいかと思います。
住宅の内部に結露が出てお困りの方、沢山おられるでしょう。真冬には、毎朝窓ガラス一面に水滴がつき、ひどい時には、これが凍ってレースのカーテンもバリバリにガラス面に貼りついています。住宅の内部には浴室であるとか、トイレの配管廻りとかで結露が見られますが、これらはガラスや配管の表面に結露が見られるため表面結露として分けています。壁を構成している内部の正しい施工では、気流止め工事がしっかりし、断熱材が充填され防湿フィルムが重ね代を十分にとり、気密されているため、結露が見られず安心できる。今まで長年にわたり建てられた住宅の多くは、壁の中を空気が我が物顔でとおり、熱境界面から出る時に壁の内部で結露を引き起こす。木材、柱 土台 梁に毎日、毎日水を供給しだし、木材は腐朽をし、シロアリを呼びかねません。ガラス面は結露面だけでなく熱的にも、暖房時には48%も熱を逃がし、逆に夏には71%もの熱を取り入れます。結露対策上、アルミ単板硝子から、アルミPVCペアーガラスへの強化で結露の発生はかなり減ります。それから各部位への断熱強化は、床 壁 天井に気流止めを施工しながら断熱材を充填し、別途防湿層を重ね代に気を付けてしっかり貼りつけ、耐火ボウドで押さえて気密工事を完成させた、対策になります。気流止め工事は非常に重要であり、この原理を理解する事は、住宅を請け負う業者には必要不可欠です。住む人の生活スタイルにも開放型の燃焼器具の使用をやめたり、換気扇を動かしつねに空気を循環させ、湿気を排出することも結露対策には大変重要であります。通気層は、壁内結露対策に欠かすことのできない装置です。断熱材の外側、柱の外側には構造用合板かこれに準ずる面材を張り、この外側に透湿防水紙を張り、サッシ廻りに防水テープをしっかり貼りつけ水密を図ります。胴縁を打ち付け胴縁の厚みを通気層として空気を流します。ここでは入口と出口をはっきり認識する事が大切です。土台部分より空気を取り入れ棟まで空気をあげて抜く事です。通気層は壁内部に入った湿気を通気層より外部に放出するための装置です。
正しい断熱と気密工事と正しい使い方で結露は殆どなくすことができます。
東日本大震災を経験して、津波の恐ろしさ地球のすごさはまだ記憶に新しく、亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りします。原子量力発電の事故はエネルギー政策の根幹を覆し、住宅の耐震化・断熱化・省エネルギー・創電化が叫ばれました。NPO法人新木造技術研究協議会では、7~8年前からⅠ地域では、平成11年度基準の1/2 我々のⅣ地域では、1/4の暖房エネルギーですむ住宅をQ-1住宅として取り組んでまいりましたが、
3年ほど前から新たにQ-1XとしてLCCM住宅の開発をしてまいりました。Q-1X住宅はグレードを1~4までつくりそれぞれに太陽光発電を乗せて住宅内の消費エネルギーと太陽光発電での発電量の差でゼロ以上になる物件が示されました。福島での原子力発電所の事故以来、住宅ゼロエネルギーハウス(ZEH)の施行は国土交通省などから補助金を出して普及、啓蒙に援助が始まりますが、まさしく工務店のつくるゼロエネルギーハウス(ZEH)は、Q-ⅠX住宅そのものです。今年は省エネ基準の変更が秋にあるようですが、大きく舵を取った日本のエネルギー政策にそう形でのQ-1X住宅の運用が望まれます。

