中軽井沢の駅で降り仙娥滝の現場までは車で10分余り。大きな木の間に通る道はほそうされておらずどこか富貴な一面がある。風地のせいで大きな土地に住宅がたたずんでいるがどこか都会と違う世界へ誘導している。2階建ての住宅には軽井沢徳陽鵜のたたずまいが見て取れ優雅さを感じる。高断熱住宅の設計はマルスプランニング。20年ほど前、群馬県の桐生市でタッグを組んで仕事をさせて戴きました。南面の壁に木材がきれいに塗装されてデザインされており残りの3方向はモルタルにペイント仕上げで落ち着いた雰囲気の演出である。中は大きな吹き抜けに驚くが十分な断熱材の施工で寒さを感じずに過ごすことができ、床下に設置したエアコンは、なんとも心地よさを演じている。障子は吉村障子で組子のすばらしさは設計者のレベルを物語っている。東西の吹き抜け面の小窓は傾きかける日から優しい木漏れ日とどき安堵感を与えてくれる。
軽井沢に建てる住宅のこれからは断熱やサッシに特にこだわった冬暖かく夏涼しい住宅です。