株式会社アライ 断熱耐震改修工事3月11日
株式会社アライ 断熱耐震改修工事3月11日
今日はパッシブについてです。
群馬県の1月の平均的日照時間は、過去10年間の平均で200時間です。ここ4.5年はもっと多くて240時間もある年があります。住宅を設計するには、省エネをどのレベルで実行に移すのかは重要な問題です。冬の日照時間が長いのは、大変有効で住宅内に取り込む工夫をするべきです。最近は複層ガラスに金属膜をコーティングしたLowE硝子が頻繁に使用されるようになりましたが、ともすればLowE硝子の効果により、住宅内に太陽熱が取り込みにくくなっている住宅も目にします。ガラスには透過率というのがあります。太陽のエネルギーはクリーンでただですね。太陽の良く出る太平洋側の地域では、特別な地形でない限り住宅内に硝子を通して入れてさらに何かに蓄えたいです。硝子の透過率は限りなく硝子に近いものが良いわけです。例えば太陽が100エネルギーを与えています。硝子が2枚あると透過する熱は80%くらいです。LowEフィルムを貼った硝子は40〜70%になってしまいます。それにサッシは構成する素材により枠の大きさがちがいます。現在、知りうる限り、アルミ アルミPVC複合 PVC 木製とあります。
1690*2030の引き違いのサッシでもPVCの硝子率はアルミPVC複合サッシより遥かに小さく太陽の熱が入り難いのです。窓の構成する素材、構成する硝子により取り入れ安かったり難かったりするようです。高崎周辺では冬至の頃 、太陽の南中角度は30° 夏至の頃78°です。冬至のころ太陽の出る位置は東南、沈む位置は西南、夏至の頃太陽の出る位置は東北 沈む位置は西北になります。設計上の工夫は南のサッシ寸法を大きくする事、南に蓄熱する部位をつくる事などです。それと住宅全体を断熱気密化する事でさらにその効果は増します。