5,6年前には考えられなかった事です。
いわゆるエネルギーのゼロ化。
無暖房住宅は信州大学の山下教授を中心に取り組まれており、
断熱材の厚手化には大きな意味がありそうだと感じておりました。
ゼロエネルギー住宅の取り組みは、一人の営業マンがお客様から伺って来たお話でした。
前橋の市街地に建てられた住宅は、約42坪、総2階で越屋根つきでした。
壁220ミリ断熱で天井に400ミリの吹込みと基礎には150ミリのグラスウール、サッシはPVCアルゴンガス入りLOWEペアの重装備な住宅です。
換気扇は熱交換型でDCモーターの商品です。
ここに太陽光発電を4.3KW上げさせて戴きました。
お客様は『この家は東京電力からお金を戴く事が出来るという』事を延々と話したそうです。
金額は月1万円程度であるそうですが、『太陽光発電を乗せて良かったです』との事でした。
気が付きました。今までの蓄積はこのための物だといっても良い事かもしれません。
太陽光発電に関して少しうしろ向きの姿勢から一気にギアが入り前に前にと歩き始めました。
弊社は3年前に断熱、耐震改修を行い、紺屋の白袴のごとく無断熱の事務所はエネギーを垂れ流し状態でいましたが、ここに200ミリ断熱でQ値1.3に生まれ変わった事務所は驚きの連続でした。
真冬の朝、会社のドアを開けると16度あり暖かいと毎日感じており暖房にかかる費用は殆どなくなりました。
夏は徹底した遮蔽と換気通風で大きな成果が得られることも確信を致しました。
200ミリ断熱住宅の生活環境はこんな物かも知れません。
さて話をゼロエネ化に戻します。
大きな意味で高性能住宅への移行は避けられません。
建物自体の徹底した高性能化への道は、必須事項でここでのアドバンテージを必要とします。
さらに給湯機器の省エネ化やヒートポンプ式エアコンの省エネ化、LED照明やお客様のエネルギーに関する考え方の変化をプラスして極力小さなエネルギーで生活できる住宅の実現と太陽光発電や風力 水量の発電でペイでき住宅をめざし実現させたい物です。
これから本当の意味の自立循環型住宅と言える建物の提供をして参ります。