断熱改修
断熱改修は、必要ですか。どうしてですか。住宅を建てさせて戴く物の端くれとしては、いろいろな意見を持っている方々がおられます。戦後の日本、復興需要の好景気になる頃、新築住宅は190万個になりそうで、大変忙しい時代でした。時は過ぎ、いつの間にか新築住宅は100万個を割り最盛期に比べて1/3程になりそうです。一方地球全体では、人口はますます増え、食糧難は早くから懸念されています。温暖化は止まらずエネルギーのたれ流しに対する警戒は各地で盛り上がっています。こんな中、住宅に対する省エネの考え方は、一定の方向を打ち出して以来、立ち遅れています。省エネの住宅は新築だけでなく500万件の既築住宅にも反映させる必要は10年以上前から言い続けられています。せめて次世代基準の義務化をとり急ぎお願い致します。そして、この基準は新築のみならず既築住宅へも応用をして頂ければと考えます。断熱改修はなぜ必要か。住宅は人の大切な生命 財産を守るものです。最近温度何時バリアーの存在を大きな声を上げて叫ぶ人が沢山います。断熱改修は温度のバリアーを取り除く方法でもあります。一方、住宅の断熱改修は木材を腐朽から守るほうでもあります。地震大国である日本は耐震技術には素晴らしいものがあります。既築住宅の中には現在 新築されている素晴らしい耐震技術の住宅に比べると見劣りするものが殆どです。以上のことを考慮すると断熱・耐震改修は必要不可欠な要素になります。やはり 何よりもあたたかいですしね。