床断熱では、大引き間断熱と大引き間+根太間断熱の2種類がある。
断熱施工の基本は、断熱材を隙間なく断熱欠損をつくらない事と、
床板のすぐ後ろに断熱材がある事が必須う条件です。
床部位では、間仕切りと外壁との取り合い部分に注意点がある。
気流止めの施工である。
大引き間断熱(剛床)は合板でシートの代わりを行い、合板の施工には注意が必要である。
柱 筋交廻りの気密工事にはシーリング材の注入も必要になる場合ある。
設備業者に対するレクチャーは安定した性能を出すために繰り返し行いたい。
大引き+根太施工の場合は土台廻りの先張りシートの施工を行う。
床下点検口には、合板でしっかり枠をつくりその中に空気が床上、床下に通らない工夫と断熱のふたの用意が必要になる。
外気に接する床では床のすぐ下に断熱材をしっかり詰めてること。この部分はできれば床の断熱材の厚みの2倍はほしい。
施工手順
1) 剛床の場合
1 床束と大引きを施工後、大引きの下端に中貫を455ミリ間隔で打ち付ける。
2 透湿防水紙を大引きの内側に貼る。
3 断熱材を大引きと大引きの内側に充填をする。
4 断熱工事完了後構造用合板を貼る。
2) 大引き+根太工法の場合
1 外部柱、間柱の室内側に床天端より60ミリ程度の位置に下地を入れる。
2 ポリエチレンフィルムを30センチに切り土台と床上下地に先張りシートを貼る。
3 根太掛け、床束 大引きを施工
4 大引きの下端に中貫を455ミリ間隔で打ち付け、透湿防水紙を大引きの内側に貼る。
5 大引き間に断熱材を充填する。
6 根太を大引きの上に施工する。
7 根太間に断熱材を充填する。
8 構造用合板を根太に打ち付ける。
施工管理のチェックリスト
1) 剛床の場合
1 床を組む下地の固定は良いか。
2 断熱材を充填するための受けは良いか。
3 断熱材の充填施行は欠損なくできているか。
4 構造用合板と柱の取り合い、筋交との取り合い部は隙間なくできているか。
5 排水管や給水、給湯管廻りの気密具合
6 構造用合板と外部柱、間柱廻りの隙間状態と土台芯まで構造用合板が掛かっているか。(気流止めの確認)
7 点検口の確認
2)1 下地位置の確認(床高と先張りシート下地)
2 先張りシートの確認(継ぎ目位置)
3 土台部分のシートに押えが 施工されているか。
4 以下は上記の確認と根太間に施工された断熱状。