UA値0.23の高性能住宅に5年暮らして実感した光熱費の差と快適さ

「高性能住宅に振り切った家を建てている」との印象

もともとはデザイン性に優れたお洒落な家に憧れていましたが、自分たちなりに様々な情報を収集し、知識を蓄えていくなかで、家づくりは性能も重要であるとの結論に辿り着いたんです。そこで展示場にモデルハウスを出展している大手ハウスメーカーのほか、IECOCOROなどの雑誌を参考にしたり、知人に相談しながら工務店も含めて候補を絞り込んだうちの一社がアライさんでした。当時（2018年頃）はまだ珍しかったQ値・UA値・C値といった数値をホームページ上で大々的に打ち出していて、ただ「高気密・高断熱」と謳っているだけの会社との明らかな差を感じたし、まさに高性能住宅に振り切った家を建てているという印象を受けましたね。

これ程の性能の家を、この金額で建てられる会社は他にない

デザインは自分たちで壁紙や床材を選んだり、どんなインテリアを購入するかによって自由にコーディネートできます。しかし、性能はデザインのように後で変えることは難しいうえに、そもそも自分たちがどうこうできる要素がまったくありません。それに30年、50年と暮らす以上は、お洒落だけど暑い・寒いよりも、家族の健康を考えても涼しくて暖かいのに越したことはなく、だからこそ今できうる最大限の高性能な家を建てたい――との結論に至りました。そうなると、性能に関して安心して頼れるのはアライさんだけ。予算的にも「これほどの性能の家を、この金額で建てられる会社は他にない」と断言できるくらいコストパフォーマンスは抜群でした。

50坪の広さなのに月平均の光熱費はなんと1万5千円

一般的な性能だと各部屋にエアコン1台が必要で、とても非効率です。全館空調も、人がいない部屋でも冷暖房してしまうので、どうしても無駄が生まれてしまいます。対して我が家は家中をエアコン1台で賄えるため、吹き抜けを含めれば50坪もの広さがあっても、1年間の光熱費は月平均で何と1万5千円ほどで済んでいます。他社で新築した友人から「光熱費が高い月で6万円もかかった」といった話を聞くと、改めてアライさんの家の凄さを実感しますね。高く支払ったからといって質の良い電気が買えるわけではないし、30年または50年という期間で換算すれば何百万円と差が出てきますから、光熱費は安いのに越したことはないと思います。

「先陣を切って見た目ばかりの業界を変えたい」との信念

まず新井社長に話を聞きましたが、本当に博士みたいな人でした。性能に関して知らないことはないんじゃないかと思ったほどで、会社として取り入れている断熱材や換気システムといった全てに、私たちが納得できる明確な理由が存在するんです。例えば窓一つをとっても、ガラスとサッシを別々のメーカーに発注しているほどのこだわりようで、「自分たちが先陣を切って見た目ばかりを追求する住宅業界を変えていきたい」との強い信念を感じましたね。他社ではUA値やC値を知らなかったり、性能に対する質問にまったく答えられなかった営業マンもたくさんいたので、最初の訪問で「アライさんが他社と比較して何が違うのか」がよくわかりました。

UA値＝0.23、真冬に無暖房でも室温は18～20℃を維持

我が家のUA値は0.23で、これはHEAT20でG3グレード、断熱等級も7と、どちらも最高水準です。その効果もあってか建てて5年になりますが、よほど暑い・寒い日を除けば夏は2階ホール、冬はリビングに設置した10帖用エアコン1台で快適に暮らせています。基本的にエアコンはつけっ放しで、夏は24℃、冬は27℃に設定していますが、1℃上げ下げするだけでも体感温度は大きく違います。ものは試しにと真冬に無暖房にして室温を測定してみたら、18～20℃を維持していたのには本当に驚きましたね。この家に住んでから「暑い」「寒い」に対する考え方が変わったし、夜も子どもたちは1年を通して布団や毛布を掛けずに寝ているほどです。

大学の研究対象＆今でも年間5組のOB宅訪問に協力

私たちは打合せを始める際に、新井社長に「アライさんのモデルハウスになるような家を建てましょう」と伝えました。同時に、この家の素晴らしさを、より多くの人に知ってほしいとの想いもあって、できることは何でも協力しています。筑波大学の研究対象に選ばれ、教授と学生さんが訪ねてきたこともありましたし、常にデータが取れるようにリビング・寝室・脱衣室には温湿度計を置いています。また、今でも年間5組くらいの家づくりを検討中の方々が、住み心地などを確認しようと我が家を訪問してくれていて、そのたびに少しでも参考になればと、30分から1時間くらいは包み隠さず施主としての率直な感想をお話しさせてもらっていますね。

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