住宅は夏涼しく、冬暖かい時代へ
省エネ法の改正は、高断熱化 高気密化住宅へと導くものと思う。7月1日 1996年の7月1日には梅雨が明け、これから灼熱の地獄が待っているとはだれも予想をしなかった事でした。この年を境に高断熱住宅の夏への対処が必要だという事が骨身に感じました。
話をもとに戻します。住宅の断熱化が叫ばれてから長い時間が経過したように思います。しかし、木造住宅の高断熱化は思ったように進まず、一握りの人達がやれ無暖房住宅だとか、200ミリ断熱だとか言っているのが現状です。住宅の断熱化には施工に携わる人達に技術を習得して頂く必要があり、ここに大きな障害があるようです。断熱施工の技術は大工、工務店にとってできれば避けたい技術であるのですが、どうしても避けては通れず、ならば勉強してこの地域で一番になりたいと思って戴けると嬉しいのです。住宅を断熱化すると夏には,外気の温度が上昇しても室内の温度は少しずつ上がり涼しく過ごせます。冬には外気の温度が下がっても室内の温度はゆっくりゆっくり下がり暖かく過ごせます。特に冬は、室内外の温度差が大きく効果はてき面にでます。夏は窓の遮蔽と夜間の換気通風は欠かせませんし、冬には朝日の出る確率は非常に高く多くのエネルギーが太陽によって齎させます。いづれにしても断熱化や気密化はこれからの住宅には必要な条件になります。